資金が必要となったために売却する方へ
→損をしない為にこれだけは知っておいてください。
資金が必要となったために売却する方へ、
→損をしない為にこれだけは知っておいてください。
不動産はすぐに換金できない
何かしらの資金が必要となったときに不動産を売却される方が多いです。
・借金の返済のため
・相続税などの納税資金のため
・新しい住まいの購入資金を捻出するため
・会社をつくるため
他にもいろいろな目的があると思います。
不動産を売却するまでにかかる時間はどれくらいでしょうか。
1日、1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月?
一般的には不動産の売却には3ヵ月位を目処とすることが多いです。
ちなみに、不動産の売却と一言でまとめましたが、実務的には契約の時、引渡しの時と2回にわたって売買代金を受け取るスタイルがほとんどです。
売買契約をしてから1ヵ月後に引渡し日を設定した場合、売買契約時に代金の5〜10%程度を手付金として受領し、残りを引渡時に受領します。
1ヵ月程度で購入者を探して、契約し、一ヶ月後に引き渡すとしたら、不動産が換金するまでに約2ヵ月かかる計算となります。
早く売却しようとするほど安くなる?
先ほどは「売買代金を受け取るまで2〜3ヵ月程度かかる」とお伝えしましたが、もっと早く売買代金を受け取る方法もあります。
それは「物件価格を相場よりも安くする」ことです。
世の中にはお得な物件を求めている人がたくさんいます。
お得な物件とは、「相場よりも割安な物件」のことです。
相場よりも安くすればするほど、早く売れる可能性は高くなります。
不動産業者が買い取るときには、契約と決済をまとめて一括で行う方法をとることもあります。そうすれば、売買代金を早く受け取ることができます。
しかしながら、不動産を安く売りたいという方は少ないと思います。
「可能な限り高く売りたい」という方がほとんどだと思います。
そのような場合は、3ヵ月程度で成約すると予測される相場に近い価格で売り出すことが一般的だと思います。相場からかけ離れた価格で売っている物件もありますが、何かしらの高く売れる理由がなければ売れる可能性は低いです。
いつまでにお金が必要なのか?
不動産をできるだけ高く売りたいという時には、3ヵ月程度の期間をみておいたほうがよいでしょう。
資金が必要な期限を見極めた上で、売買の準備を進めておくことが必要です。
もし急いで売却をされる理由がある方は、業者買い取りという選択肢も持っておくと安心です。一般的に、不動産業者は買い取った物件に手を加えて、再度販売して利益を得ることを事業として行っています。そのため、一般のエンドユーザーよりも安い買い取り価格にはなりますが、現況渡し、かつ瑕疵担保免責で買い取ってもらうことも交渉次第では可能です。
現況渡しというのは、そのままの状態で引渡しを行うということ。建物を取り壊したり、何かを修理したりする負担がありません。
瑕疵担保免責というのは、もし引き渡し後に建物などに隠れた不具合などが見つかっても売主は責任を負わないという契約条件です。売る側としては、不確定なリスクを負わなくてよいので安心です。
資金が必要な時期に応じて売却方法を検討してみてください。
【不動産を売却する理由があるときのポイント】
・売却にかかる期間の目安を知っておく
・余裕をもった売却計画を立てることが大事
・資金が必要な期限に応じて売却方法を検討する